1.暮らしの中の薬草
薬草を利用するのは私たち人類だけでしょうか。体調不良の時に普段食べることのない植物を口にする行為が、タンザニアのチンパンジーにみられています。
しかし、常時薬草が手に入るとはかぎらないので、私たち…
2.薬草と生薬
薬のルーツの「薬草」と「生薬」
「生薬」(しょうやく)は、その昔「きぐすり」と呼ばれていました。
生薬は、動植物の薬用とする部分、分泌物、抽出物や鉱物などを保存しやすいように乾燥や簡単な加工を施…
3.桜 第1話
日本を代表する花木である「桜」をとりあげました。桜は日本大学の校章にも使われており本学のシンボルとなる木です。
また、本学のスクールカラーは緋色ですので、これを桜に例えて考えてみるとどのような種類…
4.桜 第2話
桜皮(オウヒ)
桜の皮は桜皮(オウヒ)と呼ばれ、日本独自の薬木として発展してきました。
桜皮は主にヤマザクラやカスミザクラなどの樹皮を7月頃に採取し乾燥させたもので、古来魚の中毒、皮膚病の治…
5.桜 第3話
桜の語源
桜の語源には諸説あります。
その一つに多くの花をつけることから「咲く」に複数形の「等(ら)」がつき「サクラ」となったという説があります。
元来は花が密生して咲く植物を総称したもの…
6.桜 第4話
食品としてのサクラ 桜湯、花酒と桜餅
桜湯は主に婚礼などのお祝い事のめでたい席で飲用されるもので、2~3輪の桜の花が入っています。
茶碗の中で花が開き、美しくまたよい香りがします。
この…
7. 梅
2月に入ると木枯らしが吹く中にも日差しが日に日に強まってきたことが実感できます。立春を過ぎると「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」の句にあるように梅の開花情報が流れ、各地の梅林では賑わいます。
今月は梅…
8. 茴香 (ウイキョウ)
6月に入り梅雨入りしました。薬草園ではウイキョウの花が咲きだしました。
ウイキョウは、ソースなどの食品や胃薬にたくさん使われている薬用植物でご紹介致します。
ウイキョウは、学名をFoen…